私達は常日頃、何かを「問題だ」といって辛くなったり、苦しくなったり、怒ったりする。
そして、自分の意に沿った選択ができないことが、積み重なり病気や人生での苦難として表れてきます。
カウンセリング、心理療法では、「私が本当にしたいことはなにか」を探求する場でもあります。
「そんなの簡単」と思う人もいるかもしれません。
でも、「私が本当にしたいこと」って意外とわからないものです。
なぜなら、他人を基準に物事を考えていることが多いから。
「人を怒らせないようにしたい」「嫌われたくないようにしたい」「好かれたい」ってこれは自分を主語に話してはいないのです。
怒るか、嫌うか、好かれるか、それはすべて相手の価値観だから。
主語を私にして、したいことをする。
私も、もちろん、「私が本当にしたいことはなにか」を探求中です。
仕事としては、保健師やカウンセリングといった対人援助職をしていますが、もしかしたら本当は違う分野なのかもしれないし、その仕事の枠でやることなのかもしれない。
そして、自分が本当は何をしたいのかがわかり、できるようになると、あんなに悩んでいた病気の症状が改善したり、問題が解決することもあるのです。
これは、魔法のようですが、本当にあるのです。
ものすごくシンプルでいて、とても難しい「私は本当は何をしたいのか」。この問いを、常に自分の中に置きながら過ごすと、いつかその糸口がみつかるかもしれません。