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確定診断に5日間も通院、しかも手術は1か月先という事実に私は焦りを感じていました。
「悪いものなんだから、早く取らないといけないんじゃないか。1か月先なんてその間に大きくなるんじゃ、、」
焦る私に、医師は「そんなに早く変化しないから大丈夫」と。
すべて検査を終えて、2015年の中頃、結果を夫と聞きに行きました。
以下が、その結果。
右乳がん ステージ2 浸潤性乳管がん
ホルモン受容体 ER+3%PR+3% HER2score1+
リンパ節転移は今の段階は(-)
40歳というまだ若い年齢でもあるので、乳房温存できないか検討したが、温存した場合は放射線治療が必要。
だが、漏斗胸(胸の中央部が凹んでいる)があるので、放射線を当てた場合にその角度によっては心臓を直撃する。
その影響を考えると、右乳房全部を切り取ることを勧める。
切り取った場合、ここの病院では同時再建手術を推奨していないこと。
以上の説明を受けました。
「浸潤性」「全部切り取る」こういったキーワードが衝撃でした。
また、今の段階での結果と、最終的に腫瘍を取り出した組織結果は違う可能性もあるので、その後の治療はまだわからないと。
私達夫婦は結婚6年目で子供はいませんでした。
「お子さんを望んでいるのなら、抗がん剤治療で卵巣機能が低下することあるので、今のうちに卵子凍結することを勧めます」
手術をどうするか、子どもはどうするか、乳房再建、一度に人生の大きな決断をいくつも迫られる感覚。
若年性のがんは、その後のライフイベントに大きく影響を与えます。
当時の私は、これ以上痛いこと、そして不安な気持ちを、これ以上味わいたくなかった。
「右胸、全部とってください。そのほうがスッキリします。こどもより、私の命を優先します。」
そう医師に告げました。
次回へつづく、、、