乳がん闘病記22

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看護師さんに呼ばれ、手術室に入室しました。

薄っぺらい手術着一枚だけ着て、機械が並び、周囲の医療者は術衣を着ている、あの無機質な手術室へ入室する怖さ。

私は以前にも子宮筋腫の手術を受けていたので、手術は2回目の体験でした。

はじめてではないけど、あの冷え冷えした無機質空間に入る怖さは身に染みています。

手術台に上る気持ちはまさに「まな板の上の鯉😢」

手術台に乗った人はわかるかもしれませんが、台は柔らかい素材で暖かくなっています。

その暖かさに一瞬ほっとするのですが、すぐに恐怖が襲ってきます。

手術台に乗った瞬間、ささっと心電図や血圧計、点滴針を刺されました。

この点滴針を刺したのが麻酔科の研修医?だったのか、なかなか血管に入らず😅心の中で「早くして~」と叫んでいました。

ただでさえ、怖いのに、、。

手術室の中に「ピッピッ」と心拍数の音が鳴って、さらに緊張。

血圧も相当高い値になっていました。

乳がんだと宣告されて、常に緊張状態が続いていたためか血圧がずっと高い状態でした。

血圧を下げるためリラックスさせようと看護師さんが「退院したら何をするか考えましょう」と声をかけてくれました。

「う~ん、猫と遊ぶかな」と心の中で呟きつつ、「目が醒めたら手術は終わる。新しい自分に生まれ変わるんだ」と自分に言い聞かせていました。

そして、「これから麻酔を入れていきますので眠くなりますよ~」と言われ、10を数えない内に意識がなくなっていきました。 

次回へつづく、、、