乳がん闘病記12

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手術は、2015年の12月4日に決まり、その日まで数週間ありました。

その数週間で準備したこと。

まずは職場へ報告。

当時勤めていたのは、クリニック(医療機関)で、産業保健分野が専門(働く人達の健康管理)の部署でした。

私はそこで、病気で休職し、その後に復職される人達のケアの仕事をしてきました。

今までは、ケアしていた側だったのが、今度はケアされる側に。

本当に復職できるのだろうか、このまま退職しなくて本当にいいのだろうか、迷惑かけるのではないか。

当事者になって、自然とこうした思いが頭をよぎることを体験しました。

ですが、仕事で学んでいて有難かったのは、「こんな時こそ決断は急がない」ということ。

手術して、その後の治療でどうなるかは、その時にならないとわからない。

働けるなら働きたいと思っている気持ちを大切に持っておくこと。

しかも、職場は病気をしながらも働く人達をケアする仕事をしている人達ばかり。

私の休職に対して、職場の人達は快く受け止めてくれました。

心が弱っている時ほど、こうした時の周りの人達の気持ちの暖かさが身に沁みました。

次回へつづく、、、