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針生検の結果を聞きに、2週間後再びクリニックを訪れました。
看護を学んだ際に、何か大病の告知を受けるときは家族や信頼できる人と一緒に行くほうが良い。そのことを思い出し、夫と一緒に受診しました。誰かと一緒に待っていられるというのは、支えになったけど、自分の順番がくるまで、緊張しドキドキが止まりませんでした。
そして、名前が呼ばれ診察室へ。
医師から「やはり悪性でした。がんセンターに受診予約をとります。そこでまた詳しい検査をして、治療の相談してください。紹介状とデータを持って行ってくださいね」
ただ、息を飲みこんでその言葉を聞いていました。どんどん血の気が引いていく感じがありました。
思わず、「これからどうなるんですか?手術?抗がん剤とか?」立て続けに質問しました。ここで、医師が
「最近、報道で同じ病気の芸能人が記者会見で涙ながらに会見して騒いていたけれど、今はいろんな治療法があるから安心して。」
この医師からの「安心して」という言葉。
キュッと縮んでいた心を、ほんの少し緩めてくれました。
次回へつづく、、、