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入院中に助かったこと、その一。
まず一つ目は、病院内に寄付された本が大量にあったこと。
病院内図書館もあったのですが、図書館以外にも廊下や待合室など、あらゆる場所に本棚がありました。
漫画や小説、雑誌や画集のようなものまで。
自由に持ち出して読むことができました。
私は気になっていたマンガ「きょうの猫村さん」を借りて一気読みをしていました。
難しい文章や文字を読む気力はないので、ほっこりできるものが読みたかった。
この「きょうの猫村さん」、絵はとてもやさしく可愛いいけれど、内容が非常に皮肉に満ちていて、ニヒルで私好み。
面白くて笑っていると、手術傷が痛む。
笑いと苦痛が同時に起こり、心がほぐれたことも。
それもこれも、病院に本を寄付してくれた患者さん達やそのご家族などの関係者の心遣いの賜物。
次回へつづく