乳がん闘病記28

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入院中の思い出深い出来事。

胸に浸出液を抜くための2本のドレーンが入っていましたが、それを抜くとき。

同じ病室で、すでに抜いていた人曰く「全然痛くなかったよ」。

私はそれを聞いて、とても余裕をもって、その時を迎えた。

巡回の医師達に囲まれて、担当医が私のドレーンを抜き始めた途端

「きゃー-!!」とあまりの痛さに声と手足をバタバタして騒ぐこと数十秒。

終わった途端、脱力。

「すごく痛いじゃん!」

同病室の人達をびっくりさせてしまいました。

おそらく、ドレーンの入り口近くに神経が通っていた。

直接神経に触れたあの衝撃はなかなか経験ができないものだった。

電気刺激でバタバタ体が動いている感覚。

尾を引く痛みではなかったのですが、人生で一番びっくりした体験でした。

次回へつづく、、、