上手く話せないのは当たり前

自分の気持ちを上手く話せないのは、当然で自然なこと。

なぜなら、自分の思いや気持ちの真実というのは、身体の感覚として捉えているもので、それをすべて言語化するのは不可能だから。

上手く話そうとしなくていいし、何もコンプレックスに感じなくていいことなのだ。

身体感覚を丁寧に味わい、感じること

ドキドキする、お腹が痛い、息が詰まる、胸が苦しい。

こういった状況になって、それを説明してと言われても何が起きているか言葉で説明しつくせる人はほとんどいないはず。

私が学んでいる心理療法のひとつ、「ゲシュタルト療法」は特に身体感覚にアプローチする。

トラウマや自分の悩みや癖というのものは、じつは頭の考え方だけでなくて身体感覚、神経系に記憶がされている。

危険を感じた瞬間、怖い父親と似たような年代、風貌の人を見るだけで息が詰まったり、過呼吸になったりするのはこのメカニズムが働いている。

なので、いくら言葉で考え方、捉え方を改めようとしても、身体感覚にアプローチして新しい感覚を獲得していかない限り、克服し生きていくことは難しいかもしれない。

私も幾度となく、ゲシュタルト療法を受けてきたが、自分でも驚くほど身体に記憶が残っていて、体が語ってくれるのだ。

上手く話そうとするより、自分の身体感覚がどんな感じかに注目してみる

自分自身のことを上手く話せないと思う人は、身体感覚がどうなのかを感じてそれを表現してみよう。

ドキドキ、胸が苦しい、肩がこる、呼吸が浅い、息詰まるなど。

体の内側で何が起こっていること、それがあなた自身の真実なのです。