人間関係で一番傷つき、辛い思いをする時というのは大抵、相手が自分の期待通りの反応を示さなかった時が多い。
もっと優しく、認めて、受け入れて、慰めてほしい、応援して、助けてほしい。
そんな思いから相手へ働きかける。
でも、相手から返ってきた反応は、厳しく、受け入れてもらえず、拒否され、助けてもらえず、反対される。
自分が欲しいものが得られない寂しさの元は、親との関係から始まる。
子どもは親に無条件の愛を求める。
どんな自分でも受け入れて愛してくれるはず、と思って子どもは生まれてくる。
でも、実際は親から拒否され、否定されることがある。
そこで「欲しいものは得られない寂しさ」を抱え続ける。
じつは、親も子どもを危険から守るためや、子どもへの愛の思いから、拒否したり、否定することがある。
だが、その根底にある愛は、子どもはすぐ理解できない。
親子で愛がもつれてしまう。
こういった経験は、誰でも少なからずあるのではないか。
自分が欲しいと思ったことを相手に期待せず、まずは自分自身に期待してみるとどうだろう。
「私は今、優しくされたいのだな」と思ったら、まず自分に優しくする。
相手に求める前に、自分自身に求めてみる。
欲しい、欲しい言う前に、自分で自分を満たしてあげる。
これが、本当の自立.