勉強ができる、仕事ができるなど、何かができることで評価や承認を得られる世の中。
何かができることは、とても素晴らしいことだけれど、これだけでしか評価されないと生きづらい。
それゆえ、人から、もしくは自分自身を承認するために、何かをできるように頑張り続けるけれど、どれだけ頑張ってもすべてのことはできるようにはならない。
誰しも、できることとできないことがあって、できないことはお互いに補い合うためにある。
ただ、病気な様々な事情により「生きている」ことだけしかできない、もしくは生きているだけだと思い込んでいる人達にとって、できることだけが評価される世界は辛すぎる世界になる。
出来ていることだけに、目を向けるのではなく、そこに存在していることをお互いに認め合うことができたらいいなと思う。
そのためには、まず目の前にいる家族や友人に、居てくれることのありがたさを伝えていくことからはじめたい。