思い込むチカラ

私は思い込みが激しい。

一度の経験で「○○はこうだ」と決めつけることが多かった。

もちろん、それは自分にとって、良いと判断することもあるし、悪いと判断することもある。

ただ、白か黒、全か無に近いものだった。

よく人は、雑談で、こうした一般化、固定化した話をすることが多くないだろうか。

「男ってさあ~」

「女だから~」

「上司って~」

「会社って~」

よく聞くフレーズだ。

こうした固定化した考えになるのは、人間の特性かもしれない。

二元論で考えるほうが、脳が疲労しないし、思考は基本的に二元論だ。

ただ、注意したいのは、この二元論的な考えに自分が振り回されないようにすること。

「もしかして、私は思い込んだり、決めつけていないだろうか」

ちょっと疑ってみることが大切。

なぜなら、思い込みすぎると、本当は開かれている自分の可能性を狭めてしまうこともあるからだ。

「もうこれは無理」

「絶対に他のことは出来ない」

「これは自分には合わない」

本当に、そうだろうか。疑ってみる。

ただ、怖がっているだけではないだろうか。不安が大きいだけかも。

思い込むチカラには、両面の作用があって、自分の可能性を狭めることもあれば、広げることもある。

「私はできるはず」

「これは楽しい」

と思い込んで進むパワーも計り知れない。

どうせ思い込むチカラが強いなら、自分の可能性を広げることに使いたい。

もし、自分もこの傾向があるなと思う人がいたら、試してみて欲しい。

自分の否定的な可能性を狭める言葉を疑ってみることを。