人はそれぞれの価値観や信念、好き嫌いに基づいて、見たり聞いたり感じたりしている。
それゆえに、相手も自分もお互いの価値観を尊重しあう必要がある。
これは、他人同士だとある程度出来ることがあるが、家族などの親近者に対しては、かなり難しい。
特に、親は子に「よかれと思って」自分の価値観を教えたり押しつけてしまう。
親と子は、お互いの境界線が曖昧であって、たがらこそ結びついて家族を形成できるからだ。
もし、子どもの話すことがよく理解できない、怒りたくないのに怒ってしまう、そんな時は、一旦自分の「こうすべき」という価値観を脇に置いてみて、子どもの話すことに耳を傾けて見てほしい。
私には子どもがいないが、仕事で子ども達の話を聞く時は、どんな年齢の子であっても成人の話を聴く時と同じようにその子を敬って、私の価値観を押しつけないように意識している。
何歳であっても、先輩でも部下であっても、役割を外したその人の存在を尊重して話を聞く。
そこから人間関係は始まる。