レストランに行き、「こちらへどうぞ」と通された席が、自分にとって居心地が悪いときは、店員さんにお願いして変えてもらうことは可能か、自分のニーズを伝えてみよう。
日々の細々とした「こうしたい」を叶えてくれるのは他人ではなく自分なのだ。
今日は、街中にある小さなレストランでランチを食べようと中へ入った。
店員さんは忙しく、店内も混みあっていた。
こちらへどうぞと、通された席はカウンター席で通りに面しており、冷たい風が足元から入ってくる場所だった。
折しも、寒波が到来していた今日は気温も一段と低く、店内中央に席が空いているのを見て、店員さんに声をかけて席を移動できないかお願いしてみようと思った。
いつもなら、通された席で「まあいいか」と受け入れてきたけれど、今回は冷たい風を浴びながらランチを食べたくなかった。
忙しそうにしている店員さんに声をかけて、「席を変えてほしい」というのは勝手で我儘かな、、迷いも沸き起こった。
様々な思いが錯綜するのを感じながら、今回は、「こうしたい」というニーズを私自ら叶えてあげようと、忙しそうにしている店員さんに思いきって声をかけた。
「この席は風が入ってきて寒いので、あそこの席に変えてもらえませんか?」
すると、店員さんは「どうぞ」と店内中央の席を指し示してくれて、無事に席を移動することができた。
声をかけるのはドキドキしたが、店内中央の暖かい席に移動ができて私は心底ほっとしたし嬉しかった。
食事が済み、お会計の際「席を移動させてもらえて助かりました」とお礼も言って店を後にした。
日々の小さな自分のニーズを、みなさんは自ら叶えようと、人や物事と交渉しているだろうか。
叶えられるかは相手側の事情ももちろん考慮する必要はあるけれど、可能な限り自分が求めているものを叶えてあげること。
これこそ、自分を大切にして生きるの第一歩の行動。