人の不機嫌はあなたの責任ではない

身近にいる人が、いつもと違って不機嫌な表情をしている時、あなたの心の中にはどんな思いが湧き上がってきますか。

以前の私は「私が何か悪いことしたかな」とすぐに自分の責任だと思い込み、不安に襲われていました。

私とあなたは違う人

皮膚を隔てて、外側に存在しているのは自分以外のもの。

目で見える境界線は皮膚ですが、なぜか心の境界線というのは皮膚を超えて存在している。

この広さは人それぞれで、人の心を読みやすい繊細な人はとても広く、目の前の人の内側にまで入り込んでいる状態になるので、一緒に不安になりやすく疲労しやすい。

以前の私もこの状態でした。

相手次第で自分の気分も変化してしまう。

生きづらいのも当然のことです。

人との間に境界線を引く

私が境界線を引くために取り組んだことは、自分自身の感覚を自分が信頼すること。

つらい、楽しい、嬉しい、楽しい。

人にどう思われようと、自分の感覚が自分の真実と信じる。

カウンセリングや心理療法などのワークを受けて、自己の内面を大切に見つめて扱うことを何度もする。

ここまできて、ようやく目の前の人がどんな表情をしていても、心の境界線を意識しつつ距離感を持って観察できるように変化した。

人の機嫌はその人の責任

相手の不機嫌が、例え自分がしたことで引き起こされたことであっても、人の機嫌はその人の責任。

これを前提に、相手に働きかけるのか、働きかけないかを自分で決める。

人の機嫌に振り回されてしまう人ほど、まずは自分の機嫌に責任をもつことから始めてみよう。