人間関係がこじれる要因のひとつは、人を役割でみることからはじまる。
上司なんだから
先生なのに
親なのに
部下なのに
社長なのに
子どものくせに
こうした言葉、誰でも一度は口にしたことがあるはず。
私も、これまでも、そして今でも気づくと口に出ている言葉達だ。
実際は、人は多面体で一つの側面だけで生きているわけではない。
例えば男性上司であれば
男性
上司
会社員
夫
父親
息子
子ども
兄
何かのグループメンバー
1人の人間
日本人
・・・
自分の目から見たら、上司にしか見えない人でも、違う場面や時ではたくさんの役割を担っていて、そもそも同じ1人の人間なのだ。
多面体である人に対して
「上司なのだから、こうしてああして、、」
「父親なのだから、こうして、あれしてくれないなんて、、」
と言われたら、
そして、自分にも同じことを言われたら、どう思うだろうか想像してほしい。
あの人も私も、役割を背負う前に、同じ1人の人間。
もし、相手が役割を担ってくれないと悩み責めている人がいたら、自身も自分の役割を果たそうと自分を追い込み苦しんでいないか確認する。
役割以前に、お互いに1人の人間であるとしたら、そこまで相手を悪く言い、責めることができるかどうか、立ち止まってみると、少し楽になるかもしれない。