アメリカのバイロン・ケイティの言葉。
「現実はつねに、それについてのストーリーよりも優しい。現実は常に、あなたの考えより、優しい。あなたの思考が、最もあなたに厳しく、いたわりと優しさがない」
私がウィッグを外して外出するか、ありのままの姿で外出するか、葛藤していたのも、まさにこの言葉通りの内容だった。
「こんな姿はみすぼらしい」「はずかしい」と辛辣な言葉をかけているのは自分自身。
実際に、勇気を出して、ドキドキしながら、覚束ない気持ちでウィッグを外した姿で人と会うと、意外にも良い反応を返してくれる。
そんな時、ふと思うのは「現実は自分の考えよりも優しい」
人は頭の中で「出来ない人と思われたくない」「みっともない人と思われたくない」など妄想を膨らませて、他の人に悟られないように自分の心を隠して生きている。
人からどう思われているかは、実際のところ、人に聞いてみないとわからないことなのに。
隠そうとすればするほど、その妄想は巨大化して飲み込まれてしまう。
むしろそれをオープンにすると、人は受け入れてくれるもの。
「じつは○○なんだよね、知られるのが恥ずかしくて」など自分の気持ちを素直に伝えてしまうほうが、相手も好感を持ってくれることが多い。
昨日は、仕事で契約先の会社担当者に「髪型可愛いですね、似合ってます」と言われて照れてしまった。
またしても「現実は優しい~」が身に沁みて幸せだった。
ほんの少しの勇気という扉を開けると、あなたのすぐ隣に優しい現実が広がっています。