イライラの奥に願いあり

職場の同僚や上司にイライラする。

家族にイライラする。

大抵、イライラというのは自分以外の人に感じるもので、巡り巡って自分自身へのイライラにつながることもあるだろう。

以前、職場に通勤していた時、私はとても疲れを感じていた。

なぜこんなに疲れるのだろうと自分で考えたところ、それは職場の人を見て「なんであの人はこうなんだ」と判断を下したり、心の中で罰したり、非難してなぜか「イライラ」しているからだと気づき唖然としたことがある。

じつは、この「イライラ」という怒りの奥には、本当の自分の願いが隠されていることがある。

例えば、私の場合は上司や同僚にイライラしていたのは、「本当は一緒にチカラを合わせて楽しく仕事をしていきたい」という願いがあった。

イライラ対処法のまず一歩は、この根底にある願いに自分が気づいてあげることだったりする。

本当はこうしたい。

本当はこうありたい。

私だってこうしたい。

その切なる願いに気づいてあげるだけでも少し楽になる。

怒りの感情は、時に巡り巡って自分を攻撃してくるので心身の不調に繋がりやすい。

気になるあの人は、本当は自分がしたいことをしている人だったりもする。

私だって、あんなふうに我儘を言いたい、したい。

私だって認めてほしい。

そんな切なる自身の願いを叶えてあげられるのは、もちろん自分しかいない。

イライラが出てきたら、自分の内側にある願いに耳を傾けてあげよう。