小アジでカンパチを釣り上げる

先日夫が釣り船に乗り、大きいカンパチを釣り上げてきた。

釣り上げるまでのプロセスがまさに「失敗は成功の元」という内容だった。

私は釣りに関して詳しくないので、あくまで夫から聞く話で想像できることをまとめてみた。

最初は絶望、失敗

釣りというのは、狙う魚によって仕掛けや道具が違うらしい(私は知らなかった(-_-;)

そのため、「アジ釣りの船」に乗る場合は、当然アジを釣るための道具を持って乗船する。

乗船して釣りを開始すると、その日は想像以上に苦戦し、釣り上げても手のひらサイズの小さいアジしか釣れなかったそうだ。

ここで、絶望とか「失敗だ」と強く感じたらしい。

一緒に乗船していた釣り仲間も、同様にガッカリして落ち込んでいたそうな。

発想の転換からの大逆転

小さなアジは料理するのも難しく、何より食べ応えがない。

夫は何より釣り上げた魚を調理して美味しく食べるまでが「釣り」と捉えている。

釣り船に乗るのは、沿岸から釣るのとは違って「乗船代」というお金も払っている。

なんとかその代金も取り返したい(笑)

様々な思いが錯綜するなか、夫はこんなこともあろうかと「禁じ手」を発動する。

小アジを餌にし、道具を変えて違う魚を釣り上げることを試みたのだ。

そして、そして見事に「大きなカンパチ」を釣り上げ、「絶望からの大成功」と興奮気味に話す夫。

カンパチはお刺身にして美味しく頂戴いたしました(私はいつもお相伴するだけ((´∀`))

発想を転換して、準備もしておくことが成功を導く

想定外が起こることを想定して、事前に違う道具を準備しておかなかったら、カンパチを釣り上げることは出来なかった。

これは、この数年釣りを続けてきた夫の知恵と工夫。(まったく釣れない時もある)

それに、アジを釣り上げることに「固執」していても、近くにいる「カンパチ」を得ることはできなかった。

私は、夫の武勇伝( ´艸`)を聞いて、まさに失敗は成功の元とか種なんだなと実感した。

海の中は、たくさんの種類の魚達がいて、アジ以外にももっと美味しい魚も珍しい高級魚も山のようにいる。

その可能性に満ち満ちた海の中から、何を釣り上げたとしても、釣り上げられなかったとしても経験として糧として次の釣りに活かすことができる。

海も世の中、人間関係も本当はたくさんの可能性に満ちていて、本当は自分が思っているより大きいものを釣り上げられる可能性もあること。

夫の釣り武勇伝から学ぶことは多い。