自己探求を深めてくると、いつでもどこでも自分の内側の気分や体調変化を、もう一人の自分がつねに観察し見守ることができるようになる。
今日の朝の私の気分の変化の動きはとても興味深いものだった。
まず、朝起きたら充電器の不具合からスマホが充電されておらず(-_-;)この時点でいつもの自分の調子が崩れた。
なんとなく気がすすまないけれど、今日は外勤があったので出かける準備をして家を出た。
とても眠気が強くてやる気がおきず、頭の中がぼーっとしながら、電車の中でウトウトと眠る。
目的地の駅に着き、時間があったので眠気覚ましに喫茶店でコーヒーを飲む。
朝の喫茶店は混みあっていて、気分はあまりよくはない。
コーヒーを飲みながらスマホを見ていたら、うっかりコーヒーを洋服にこぼしてしまったΣ(・□・;)
「もう今日は、ダメだな」と思いながら濡れた洋服をナプキンで拭く。
拭きながら、「あ、でも今日来ている服は茶色だし、乾きやすい素材。すぐに乾くし色も目立たなくてある意味ラッキー」と思ったところで、なぜか気持ちがシャっきりとして、頭がクリアになる!
飲んでいたアイスコーヒーの甘さで目が醒めてきた。
朝起きてから、喫茶店で濡れた洋服を拭くまでの気分の変化、波はすさまじかった。
だけれど、どんな時も「今はだるいのだな」「ぼーっとしたいのね」ともう一人の自分はひたすら見守り肯定しながら観察していると、わずかな変化に気づき、そこから大きく気分が転換する時がくる。
気分が変化しやすいこと、ネガティブになることを否定的に捉える人は多いけれど、じつはそれをまったく否定する必要はないしただ、そうなんだな~と観察していれば必ず変化が起きる。
心理カウンセラーの仕事をしている私も人間。いつもポジティブで自己肯定感が高いなんてことは決してない。
ただ、少し智慧があったり、対処の仕方を知っていて、それを自分を使って実践して効果をみているので人に伝えることができる。
気分はじつは瞬時に変わり続けるもので、ずっと同じ一定でなくてもいい。
ずっといい気分も悪い気分もない。それでいい。
この、あるがままで、それでいいの視点をもつことが、生きるうえでの大いなる武器になる。