過去に縛られず未来を生きる

不安で一歩を踏み出せずにいる場合、多くは過去の出来事、それも失敗や傷ついた記憶が足枷になる。

これまで、いじめに遭っていたから、次の学校でもいじめに逢うかもしれない。

前の会社でパワハラに遭った、人間関係が上手くいかなかったから、次の転職先でも同じよ

ようになるかもしれない。

過去は、これから先の未来を限定してしまう存在でもある。

自分にとって不利益な体験は、自らをその危険から守るため、二度と傷つかないため強烈に記憶に残るような仕組みがある。

なので、過去の記憶は大切なのだが、そこで未来にも必ず「同じこと」が起こるとは言えないことを意識しておかないと、思考は現実化してしまうので、実際に同じような出来事が起き、不本意な生き方になる。

どんな優秀なアナリストでも、未来のことは誰にもわからない。

なぜなら、まだやってきていないから。

やってきていないというのは、自由が大きいということ。

過去は参考程度にして、未来の新しい可能性のために少しでも隙間を開けておこう。