気分が安定している、落ち着いていることを世間では良しとする風潮がある。
「感情豊かな人」という表現は好ましく感じるが、「感情的な人」となると何かマイナスな印象になる。
気分が上がり下がりする程度や感覚は、体験している人にしかわかりえないことだが、そもそも気分とはコロコロ変わるものなのだ。
とくに私は気分が変わりやすい。
朝起きたときは大抵不安で不穏、嫌、億劫といったキーワードが頭に浮かぶ。
表情も自分でも驚くくらい不愛想で不機嫌顔(〃艸〃)
ただ、顔を洗ったり前日に使った食器を洗ったりしていると少しずつ頭がスッキリして少し軽くなってくる。
白湯やコーヒーを飲んだり、朝食を食べる頃には体もシャキッと起きてきて「まあやってみるか」くらいの少し気分が前向きに変わる。
この気分の変化に要した時間は10分くらい。
人は秒単位で分単位で気分が変わる。
実は気分が変わるのが辛いというより、気分がコロコロ変わる自分を自身がどう評価しているか。
自分自身への評価、ジャッジメントで人は苦しくなる。
私の場合は、「気分は変わるものだ」と受け入れていて、自身の気分をじっと観察する意識でいるよう心掛けている。
もちろん、自分をジャッジメントする思考も働くけれど「まあ、評価しちゃうよね」としてそれさえも観察。
気分はコロコロ変わっていいのです。
変わり方は人それぞれで、津波レベルから一気にさざ波まで変化する人。
ずっとさざ波の人など個人差はある。
ただ、どんな波であっても波が立つこと自体には何も良し悪しがないことを知ってほしい。