どんな薬や技術をもってしても、取り除いたり、解消できない心身の「痛み」を感じている人は多くいる。
そのような人達には、何もなす術がないのだろうか。
絶望しかないのだろうか。
しかし、最後の砦のようなものがある。
それは「繋がり」
1人でいても誰かと、何かと「繋がっている感覚」
身近に家族がいるとか、恋人がいるとか、そういった条件ではなくて、あくまで「繋がっている感覚」がその人の体感覚で感じられること。
それが「癒し」になる。
ホットラインの仕事をしていると、何かの心身の症状に悩まされて、どうすることもできないと嘆く人達の話を聞くことが多いが、その人達の心の根底にあるのは「人に話を聞いてもらうことで得られる繋がり感」だと感じている。
繋がりが得られれば、孤立感や孤独感が少しでも落ち着く。
寒くて縮こまっていた胸が、ぽっと暖かくなるような軽くなるような感覚。
もちろん、人との繋がりだけではなくて動物でも自然でも、その繋がる対象はどんなものであってもいい。
私はネットを通じて、「私はあなたと繋がっていて、あなたと一緒に居ますよ」と思いながら傾聴をしている。
それしか私にはできないし、でも、それが最大の癒しになることも信じている。