乳がん闘病記8

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はじめてがんセンター行った日。

がんセンターというくらいだから、ここにいる全ての人達が、がん患者さん、とその家族、関係者。

そう思うと、何となく安心感を感じた。

乳腺外来の待合室に行くと、さらに「ここにいる人は私と同じ病気なんだ、仲間になるんだ」と感慨深い気持ちに。

担当医師から、確定診断のため、組織検査、血液検査、CT,MRI、骨シンチ等々、5日間に分けて検査を受けることの説明があった。

初診時は組織検査と血液検査を受けた。

組織検査は麻酔をして、エコーをあてながら腫瘍とリンパの組織を一部採るというもの。

この時の恐怖感と痛みといったら、本当に辛かった。

看護師さんが、検査のために上げた私の手を繋いでいてくれて本当に心強かった。

そしてこの検査は時間も数十分かかるもので、その間に話し相手にもなってくれた。

雑談をしながらだと、少し気が紛れた。

私は看護師をしていたこともあるが、自分が患者となると、看護をしてくれる人の有難さや温かさをさらに感じるもの。

検査を終えた後はぐったりしていた。

次回へつづく、、、