どうしたいいか迷うときこそ動いてみる

何かの問題に直面して、頭の中の思考がグルグルして、迷ってしまうときがある。    そんな時こそ「今、目の前にある出来ることをしてみる」と何かが動き出し、解決策の糸口が見つかるときがある。

何をしたらいいかは、問題とは一切関係がないことで構わない。

例えば「散歩に行く」こととか、手軽にできて、なるべく「体を動かすこと」がいい。

料理でも部屋の掃除でも、なんでもいい。

欧陽脩(おうようしゅう)の三上(さんじょう)

中国の北宋時代の文学者・政治家の欧陽脩の言葉で、文章を作るときに優れた考えが浮かぶ場所として「三上」をあげた。

一.「馬上」馬に乗っているとき。

二.「枕上」寝ているとき。

三.「厠上」トイレで用を足しているとき。

今、馬に乗っている人は少ないだろうから、散歩に行くとかドライブにいくとか、どこか違う場所へ体を動かして移動しているときと私は捉える。

いずれも、机の前でウンウンと唸っている時ではなくて、何かの動き(寝てしまうというのも一つの行動)をしているときに何かを閃くという。

悩むときほど動く

悩むときほど、悩みと心身が一体化してしまい、籠りがちになるが、そんなときほど少しでもいいので動き出す。

親しい人と話してみたり、散歩にいったり、とにかく動いてみる。

動きだすことで、何かのスペースが空き、そこに新しい閃きが入ってくる。

新しい閃きが入ってくるスペースをつくっておくためにも、動きだすことをしてみよう。