人に怒りを感じるときほど、自分を労わる

家族や職場の人、身近な人にイライラ、怒りを感じるとき。

それは自分が我慢しすぎているときや、自分への労わりが不足しているサインでもあります。

自分自身に禁じていることをしている人を見ると怒りを感じる

仕事や家事など、やるべきことなどが沢山ある私達。

そんな日々を送っていると、怠けているように見える人や決まり事を守らない人などに怒りを感じるものです。

これは投影という心理メカニズムが働いています。

本当はやりたくない自分を抑えて、我慢してやっているのですから、目の前の人にも怒りを向け,

自分と同じようにやらせたくなるのです。

その怒りは、本当は相手ではなくて自分への怒りでもあったりします。

ここに、気づくことができないとずっと「相手が悪い」と怒りを相手へ向け続け、やがて体調が悪くなったり気分が落ちたりして自分自身を蝕む恐れもあります

ダラダラしている夫に腹が立つ

ソファーでダラダラしている夫にイライラする。

これは、かつての私が経験したこと。

「最近太ってきた」といいながらソファーに横になってスマホゲームをしている夫。

そんな夫を見て「そんなゲームやっている時間があるなら、公園やジムにでも行って運動すれば痩せるのに」とイライラ、イライラしていたのです。

なんでこんなにイライラするのだろうと、自分の心の中を探ってみたところ、当時、私自身が痩せたくて、ジムに通おうとしていたけれど、お金がもったいないと思い我慢していたことに気づきました。

ダラダラする夫に、私自身を重ねて見ていたのです。

そこで、ジムに通うことを自分に許可し、通い始めたところ夫へのイライラがなくなりました。

しかも、ジムに通い始め、体型が変化してきた私を見ていた夫まで、ジムに通い始めるという変化まで起きたのです。

怒りを感じる人は、本当は自分がやりたいことをしている人でもある

ダラダラすることを自分に禁じている人は、ダラダラしている人に怒りを感じる。

あなたの本当の気持ちを、怒りを感じる目の前の人が見せてくれている。

そんなときほど、自分へのご褒美をする。

少しでもやってみたいと思っていたことをしてみたり、美味しいものを食べたり、何か欲しいものを買ってみる。

ダラダラすることを禁じている人は、ダラダラゆっくり休むことをしてみたり。

人に怒りを感じたときこそ、自分へのご褒美をしてみてください。