身体の中を動くエネルギー

先日のゲシュタルト療法ベーシック講座でのこと。

5分間、内観するワークを行った。

内観は、書いた字の如く「自分の内側に観ること」

心身の内側に何があるか、感じるか。

目を閉じて静かに内側を感じる。

最初はなんだか、イラつき、怒りのようなものが身体の中央、胸の辺りに集まってきて、どんどんどん頭の方へ上がってきた。

講座に向かう電車内が混んでいて、近くにいた人の匂いがどうしても不快に感じて( ; ; )イラついていた。でも動くこともできなくて、ずっと我慢してた。

私の中に我慢して出せなかった怒りが溜まっていたみたい。

しばらく怒りを感じていたら、涙が出てきた。

なんだか悲しい。

泣いていると、今度は悲しさが胸のあたりに広がってきた。

怒りは中心に集まってくる感じがしたが、悲しみは下へ横へ広がっていく感じがした。

それはどんどん下へ広がって流れていった。

ほんの5分間で動く感情と体感覚。

ある一定の状態がずっと続くのではなく、変化していくこと。

身体の中を動くエネルギー。

日常生活では、周りの物事に追われて自分の内側に起こる微細な変化に気づくのは難しい。

ほんの数分でも、内側に何が起こっているか。

意識を向けてあげると、違う世界が広がる。