自己肯定感がある人というのは、「自分の感情、気持ち、心身の状態をあるがままに観察できる人」のこと。
多くの人達は、この言葉の捉え方を「どんな自分も良いと評価できること」と勘違いしていることが多い。
肯定というのは、OK、合格、良いという表現、判断、分析ではなくて、ただただあるんだな〜と存在を確認、観察できること。
空に雲が浮かんでいたら、「雲があるな〜」と私達は観察、確認する。
同じように、自分の心、内側を空を眺めるように「やる気ないんだなー」「嬉しいのだなぁ」「悲しいのだな」「イライラしてるなー」と確認することができるのが自己肯定感。
「自分を否定しているんだな」と確認できるのも自己肯定感。
自己肯定感がないというのは、じつは悲しいのに悲しくない!嬉しいのに嬉しくない!お腹空いてるのに空いてない!と、あるのに「ない」ことにしている状態なのだ。
じつは、自己肯定感を上げるには成功しているとかお金があるとか、目に見えるような条件が必要なのではなくて、「あるものはある」と確認できるチカラなのだ。
肯定という言葉に惑わされないように。