「自分はバカだ」と自分自身で受け入れられるようになると、人から言われてもなんとも思わなくなる。
大抵の人が、人からの言葉に傷つく時、それは自分自身がそう思っていることが受け入れがたく、そしてそれを恐れているからなのだ。
私がずっと長い間、恐れていたことのひとつは「人からバカにされること」
母親からずっと「お前にはわからない」とか「バカだね」とか冗談でも言われていたこともあったし、私自身も理論的に説明したり、気持ちを言語化するのがとても苦手だったので「バカ」だと思われるのをずっと恐れていた。
恐れているから、バカにされないように頑張るし、言われないようにチカラを入れるし、自分を防衛する。
すると、「バカにされた」と感じるときにとても傷つくし、相手に対して攻撃したくなるのだ。
「バカ」であることも私の一部
以前書いたのブログの記事
あるとき、おバカな部分も自分の一部であって、それは愛嬌だったり特徴であって決して恐れることではないと腑に落ちるときがあった。
「私ってバカなんだよね~」とネタにできる感じ。
夫からある日「バカだな~」と言われたことがあった。
私は「そうなのよね~私バカなのよ」と言い返した。
すると夫が「全然響いていないし、こたえてないな~」とそれ以上何も言わなくなったのだ。
以前だったら、頭にきて夫を嫌がっている私を、さらにからかって楽しんでいた夫だったが、全然響いていないことを感じて何も言わなくなったのだ。
これには、私が一番驚いた。
いじめの仕組みも同じ
相手をからかうことは、他人をバカにして貶めることをして自分自身を優位に感じるために行う行為であったりする。
なので、相手が嫌がって反応することを無意識に求めているもので、思い通りの反応が返ってくるともっとエスカレートしてくる。
そこで、何を言われても響かない、毅然とした態度をとると、相手は面白く感じないので攻撃の手を緩めてしまうのだ。
もし、同じようなことで悩んでいる人がいたら試してほしい。
バカでもアホでも、それは自分の一部でご愛嬌。
恐れることではないし、人は誰しもバカでアホな部分があるから大丈夫。
こう思えると、見える世界が変わってきますよ。