これから先の幸せを望むなら、今の幸せに気づく

今のままでは不十分で幸せではないから、もっと頑張らなくてはいけない。

私はずっと、こうした思いを原動力に頑張ってきた。

おそらく、多くの人がこの考えを持っているのではないだろうか。

いつも、不足感や不全感を感じていて、本当の幸せはどこか違う場所にあるような感覚。

本当の自分とは何かを探求することで、この考えは大きな落とし穴があることに気が付いた。

未来は、今という瞬間の延長線上にあるもの

これから先の未来は、今という瞬間の多くの点が連なった先にある。

今、今、今、今、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・未来

こんなイメージ。

「今は幸せではないから、未来の幸せのために頑張る」とする。

一見、間違ってはいない考えに感じる。

だが、「今は幸せではない」ところからスタートしてしまうと、じつは、いつになっても幸せはこない。

人は「今」を生きる存在。

これでは「未来の今も幸せではない設定」をしてしまっている。

こうした頭の中で設定した信念、価値観というものは、思考という機能を持つ私達人間にとって、想像している以上に大きな影響を及ぼす。

たかが言葉、されど言葉。

これから先の幸せを願うなら、今ある幸せに気づき、感じるところからはじめよう。