人の言うことを聞きすぎると危険

人の言うことを良く聞く人。

人の言うことを良く聞く子。

そう聞いて、どういったイメージが沸きますか。

大概、良いイメージが沸く。

いい人、いい子。

そして「人の言う」人とは、親や上司といった目上の人が多い。

ただ、実はこれは危険なことでもある。

なぜなら、これをやり過ぎると「自分がわからなくなる」から。

あなたは何がしたいの、どうしたいの?そう聞かれて、答えることが難しくなる。

私も、人の言うことを聞いてきた。

もちろん、抵抗や反発することもあったのだが、やはり人の言うことは聞いてきた。

それが正解だと思うこともあったし、そうでないと思っても心の底に「人の言うことに背いている罪悪感」のようなものを感じてきた。

じつは、人の言うことに違和感を感じた時。

それこそ自分の意見や、やりたいことの萌芽の時であったりする。

本当は罪悪感を抱く時ではなくて、喜ぶ瞬間である。

子どもの場合は、親というのは絶対的な存在で、親がいないと生きてはいけない。

命に関わること。

仕方なかったのだ。生き延びる術だったから。

私は今でも、こうした思いは時々顔を出してきて、仕事でリーダーや上司からの指導や注意の言葉を鵜呑みにして、そのまま従おうとする気持ちが沸いてくる。

ただ、今は自分の中で,これまで述べたような心の仕組みが働いていることを気づいているので、従ったり、従わなかったり、自分が選択できるようになった。

もちろん、従わなかった時の胸のザワザワ感は消えませんが、そこにずっと浸る時間も短くなり、すぐ元通りになる。

もし、自分がどうしたかわからない、自分の意見がないと思っている人がいたら、「人の言うことを聞きすぎていないか」振り返ってみることをお勧めします。