気分はコロコロ変わってもいい。
なぜなら、私達の頭上にある空はずっと同じ景色ではないから。
朝になると太陽が昇り、明るくなる。
青空にひとつも雲がないときもあり、たくさんの雲が広がっているときもある。
雨の日は、ずっとグレー色の雲が広がる。
グレー色の雲りの日も、その時々によって色合いの濃淡がある。
夕方になると日が落ち始めて、夕焼け色はさらに色の変化に富むようになる。
日が完全に沈むと、濃紺の色となり時間か進むとさらに漆黒の色となる。
一日で、こんなにも変化が起こる空。
そして、どんな時も瞬間瞬間、違う景色となる空。
よく、空の様子は心の様子としてなぞらえるのだが、そもそも、空がコロコロ変わるように気分も変化に富んでいるもの。
悩んでいる人というのは、空と自分自身を一体化しすぎて振り回されていることが多い。
自分の気分を空を眺めているかのように「日が昇ってきたな~」「雨降ってきたな~」という
気分のありのままの様子、状態を少し距離を置いて眺め観察ができるようになると、かなり心持ちが変わってくるはずだ。
気分がコロコロ変わることに、良い悪いのジャッジメントをするところに、しんどさと苦しみがある。
自分の心を空を眺めるように、ただただ、そのままを観察してみよう。