見えない辛さをどう伝えるか

人は、外からは見えない苦しさや辛さを抱えることがある。

その最たるものが、心や身体の内部に疾患があるとき。

外見は、若々しく、元気そうに見えるため、こうした疾患を抱えている人達は、往々にして周りの人達から誤解されやすい。

怠けている、根性がない、意志が弱い、わがままだとレッテルを貼られ、理解されず苦しむことがある。

こうした見えない辛さに気づいたのも、私が乳がんになって抗がん剤治療を受けたり、その後、甲状腺機能亢進症という病気を患ったから。

外からは元気そうに見える。

だけど心身は苦しい。

この外と内の大きなギャップを人にどう伝えて、配慮してもらうか。

甘えているかも、迷惑かけているかもと自分を疑いながら頼むしんどさ。

実は、特定の疾患がない人でもしんどい時や苦しい時のがって、見えないものを抱えているもの。

見えない辛さに配慮や助けを求めるにも、それをサポートする人も双方に、自分の内側にある辛さやしんどさに、丁寧に気づく感覚を持つことが解決に繋がるのではないか。

そう思えてならない。