自分の身体を目覚まし時計にする

今朝は、自然に目が醒めた。

体感覚としては、「もしかして寝過ごしたかな」と思うくらい、体の緊張感が抜けていて、時が経過している感覚だった。

その時、時計を見たら、7時5分前。

今朝の目覚まし時計は、7時にセットしておいた。

目覚まし時計が鳴る前に、自然に目が醒める。

これは、私が7年前に乳がんになってから起きた変化で、そこから自己探求のため様々な心の学びをしてくる中で、より正確に起きてくるようになった変化だ。

それ以前は、目覚まし時計が鳴る前に起きるなんて、全くできなかった。

もちろん、うまくいかない時もある。それは、大抵、前日が疲れた日の朝。

疲れた日というのは、私にとっては、本来の自分ではなくて、少しだけ役割という仮面を被って過ごした日だったり、何時間も働いた時など。

本当に、身体は正直だ。

私が一緒に過ごしている愛猫を見ていると、本来の生き物は身体に正確な時計を持っていることに気づく。

猫は時計を見ていないのに、大抵決まった時間に起きたり、夜食をねだりにきたり。その時間はとても正確だ。もちろん、太陽の動きだけではなくて、同居している人間の生活リズムを見て判断している部分もあるとは思うけれど。

それは人間も一緒。私達の身体にも体内時計が備わっている。便利な文明社会のなかで、こうした体内時計の機能が低下してしまったのだろう。

ただ、そこから挽回することも可能。そのためには、自分の本来の生き方をはじめてみること。自分に合った生活をして、心身を整えること。そうすると、自然と体内時計の機能性が復活してくるはず。

この時計は、目が醒める時だけに鳴るのではなく、例えば何かを選択したり判断する時、に「これだ」とリーンと鳴って教えてくれる時計にもなるだろう。